偏屈の家

偏屈夫婦が建築士さんと家を建てながら考えたことを記録します

土地をめぐる冒険 4

SDGsっていうのが流行ってるんですってね。土地を探しながら思うに、土地もSDGsだと思います。新しい分譲地を造成しなくても、以前からの土地をもっと利用できればいいのにな。家探しているといい場所に空き家とか空き地とかありますし。henkutsuが目を付けたのは、昔の分譲地です。なんしか坪単価が新しい造成地の半額くらいだし、昔のほうが区画が大きかったのか広い土地が多く、庭を作りたい人にはお勧め。henkutsuが見学した土地は元の購入者は高齢化して施設に入ることを考えておられるのですが、その子どもは都心のマンションに住んでいて、その土地には興味がないパターン。もったいない土地がいっぱい。もったいないばあさんが怒ってますよ。

 

前回の続き。もう1軒の土地をみせていてだくことに。

今回は建物はなし。外壁、ガレージのシャッターなどまだ新しい雰囲気に見えました。これらの工事をしなくてよいのはgood。なだらかな土地なので、周りの家に囲まれている感があって、開けた感じではなかったですね。平均的な土地だと思われます。

古家が取り壊された後だったこと、外壁などやり直してきれいだったことなどもあり、先ほどの土地よりは高めでしたが、想定の範囲内。ここも住人が高齢者施設にはいることになったそうです。

家族で見学していると、隣地から「ちよっと(ちょっとではなく、ちよっと)」と粘着質な声が。

振り返ると、そこにはもったいないばあさんではなく、日常が暇すぎて意地悪になったのであろうBBAがひとり。

BBA「ここ買われるの?どちらの方?子どもは男の子?」と質問攻撃。

へ「えーまあ、あーでこうで」

BBA「そうですか。男の子って乱暴だったりするじゃない。」と先制。

BBA「この町って、私たちみたいに長く住んでる人も多くて、みんな年行ってるから静かに暮らしてりるんですけどね、若い人って・・」なんやらかんやら

その話に割って入る息子「パパ、おしっこ」

え、このタイミング(; ̄Д ̄)

BBA  工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工

妻 「近くにコンビニがあったから、ちょっと行ってくるね」

BBA  妻が車に乗るのを確認するまでガン見。

 

不動産屋、不穏な雲行きを察して

不「あ、アハハ、かわいいもんですねえ・・・。え、えーっと奥さんお久しぶりです。」カクカクシカジカ・・

BBA「それはそうと、地主さん。」

え、地主なの?不動産屋なの?あ、まあどうでもいいか。

 BBA「この前そちらの工事をされたときにね、トラックが出入りしたでしょ。私の家のコンクリートが割れてるのよ。トラックのせいよねえ。」

不「え、そうですか。コンクリートは経年劣化もありますし・・」なんとかかんとか。

言うまでもないことですが、クレーマーBBAが隣人というのはしんどいですよ、きっと。日当たりが悪くなっただのなんだのかんだの行ってくる可能性大、というか確実。

 

これはないな、と思っていると、今度は隣地からニヤー(これもニャーではない)。ネコまで粘着質かいな。

うーん、どうみても野良猫。しかも3匹。

よーく見るとBBAの駐車場に、エサが入った2枚の皿が。

さらによーく見ると、前の家の給湯器やエアコン室外機の上には無数のトゲトゲが。あっちにもトゲトゲ、こっちにもトゲトゲ。針山地獄のオブジェを庭に置いているわけではない。猫除けだと考えられます。ですよねー。

皆様も土地購入の際には近隣の家にトゲトゲがないか、よく観察しておきましょう(。ゝω・)b

それでは。