偏屈の家

偏屈夫婦が建築士さんと家を建てながら考えたことを記録します

シンメトリーを忍ばせる

今日は、基礎にコンクリートを流し込まれたようです。

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仕事があるので、見に行くことはできませんでしたけど、工務店さんがラインで教えてくれました。今週中には、鉄筋がはみ出しているところにコンクリートを打って壁になるので、間取りの感じがもっと分かりやすくなるそうです。

 

写真を見て改めて思いますけど、基礎の部分(テラスも合わせると)正方形っぽいんです。厳密には、玄関が飛び出していたりするんですけど、おおよそは正方形。

これは、妻の「シンメトリーが良い」という意見を建築士さんが汲んでのものだと思います。

ところが、henkutsuはこれと真逆なんです。シンメトリーは安定感があっていいんだけど、シンメトリーが過ぎると窮屈に感じてしまうんです。安定したものって、なんかちょっとガタガタに壊したくなるじゃないですか。え?病んでるんでしょうか。

妻からすれば、「あんたはあほや、夢が叶いそうになると壊してしまうんや(by八代亜紀「鰻谷」)」の心境です。

これまた、夫婦で意見が合わないことになりました。

そこをうまいこと、シンメトリーとアシンメトリーを組み合わせてくれているんです、さすがですね、建築士さん。

class-s.jp

この記事によりますと、シンメトリーは安定感、アシンメトリーは粋を演出するそうで、大きいところをシンメトリー、細々したところでアシンメトリーを作るという順番に作っていくといいらしいです (・_・D フムフム。

 

間取り的にはシンメトリー感ゼロなんですけど、階段が家のちょうど中央に配置されてたり、1階と2階の窓の位置を揃えていたり、玄関ドアは建物の端っこなんだけど玄関の場所そのものはちょうど中央だったり、ところどころに対称性をもってこられているようです。我が家の場合、アシンメトリーの中に、シンメトリーを忍ばせているような感じでしょうか。

間取りは申し訳ないくらい何度もやり直していただいたのですが、建築士さん曰はく「いろいろ考えましたが、最終的にはそういう(対称な)ところに行きつくことに気が付くんですよ。」とか、おしゃれなセリフを吐いてはりました。謎解きみたいでなんか面白いですね。

 

基礎を見学しながら、そんなことを思い出しました。

それでは。