和室と親との関係
ドラえもんを見ていた小学生の長男がポツリとつぶやいたこと。
「のび太君の部屋、昭和みたいやな」
ガーン。平成末期に生まれ令和を生きる子どもたちにとって、畳の部屋は昭和なんやて。henkutsuが子どものころ、汲み取り式のトイレを見て衝撃だったのと同じようなもんなんかいな。
それ以来、和室の意義を考えております。googleで和室 イラストとかで検索するとこんなんですし。
高級旅館なら別ですけど、庶民の家で和室ってこうなりますよね。さて、どうして和室が必要だとhenkutsuが思い込んでいたのでしょうか。
1.リビング横の畳スペース
henkutsu的には、最初はリビング横の畳スペースはマストでしょって感じでした。長男が生まれたときに住んでたマンションはリビング隣が和室でした。和室はおむつを替えたりするのには便利という意見があります。実際便利です。
「おむつ替えるんなら、お昼寝用の布団を敷いたほうがいいんじゃない」→「赤ちゃんの布団敷くんなら、大人の布団もあったほうがいいんじゃない」ていう具合で結局リビング横の和室とリビングだけで生活していましたね。ほか2部屋あったけど使ってませんでした。それでええやん。
現在のマンションで次男は生まれました。畳の部屋はありません。ベビーベッドを嫌う赤ちゃんでしたから、ソファーの足置きみたいなやつで着替えをしてましたけど、これと言って不都合はなかったです。人間は適応する生物なのでしょう。
それに、今や子どもたちは赤ちゃんではありません。
おもちゃを置いておく場所に丁度良いとも考えたのですが、年齢が上がるにつれて「おもちゃ」て感じでもないだろうし。
もともと和テイストの家ならいいんだけど、そういう風情じゃないのにリビング隣の和室・・・。ハロウィンのコスプレで坊さんみたいな、違和感・・・・。たとえが悪いか。ちなみのこの衣装にカツラはついてないそうです、残念ですね。
2.リラックスする場所
「やっぱり畳でゴロンとするのが・・」とも思ったのですが、henkutsuは畳のない生活が続き「ソファーでゴロンと」「床にゴロンと」ができるようになっております。けれども、寒くなってくるとこたつが恋しくなることはあります。
3.来客の寝室として
客、来ねえな。
独身の頃のアパートには友人を泊めたりしましたが、この年になったら、ねえ。そんなことしなくなるわけですよ。いつまでも、気持ちだけは若いまま。現実は違うんです。この年で友人宅に泊まりにいったら、妻は絶対不倫と思うでしょ。現実を直視しましょう。
で、泊まるとしたらhnekutsuの親あたりですかね。そして、この親子の微妙な距離が厄介。ピン子とえなりみたいなもんです。
4.親子の抗争の果て
お恥ずかしい限りですが、家の設計をめぐってhenkutsuと親の抗争がありまして。大体ですよ、金出さないなら口だすな、なわけですよ。子どもとしての理想は金だけ出して口出ししない親です。
「子ども部屋が狭いのんと違う」「敷地に斜めに建てるなんて異常」「吹き抜けなんて寒いだけ」
で、「私、そんな家住みたくないわ」だって。いやいやいや、あんたの家ちゃうやんか。「じゃあ、来なくて結構」という結末でした。
その時、思ったんですよねえ。和室を作る最大の理由ってのは親に対しての申し訳なさだったのかなあ。全然離れた県に住んでますので、和室があることは「いつでもちゃんとお迎えする気持ちは整っていますよ」を暗に意味する材料だったのかもしれません。
でもまあ、資金援助してもらってるわけじゃないし、和室いらんかなって決断すると、気持ちがすっきりしました。
来たけりゃ、どっかのホテルに泊まればええやん。そっちのほうが和室を作るよりも安くつくよ。ていうことに気が付きました。
間取りが決定してから、そんなことに気づきました。
で、その和室を作ることになっていた場所を丸々ファミリークローゼットにあてがうことにしました。なので、クローゼットにしては広めです。収納が少ない間取りだったので、収納問題も一気に解決です。で、畳やら様々なしつらえがいらなくなったので、大幅な減額にも成功しました。
とうちゃん、かあちゃん、減額のヒントをくれて、ありがとう。
それでは。