偏屈の家

偏屈夫婦が建築士さんと家を建てながら考えたことを記録します

祖父の家のものを再利用

祖父が家を建てたのは40年ほど前のこと。子どものころ、henkutsuはその家がとても気に入ってました。ちなみに自宅はあまり好きではなかったのです。

そんな祖父が死に、祖母は介護施設におります。henkutsuは住人のいなくなった祖父の家に住むべく、その家の近くに転職する予定でした。しかし、内定の寸前、いろいろあって決定がひっくり返ってしまいました(ノ_・。) 人生ってうまくいかないですね。

 

誰も住む事のない家はどんどん朽ちていくのです。henkutsuの親がその家を売りに出すことにしました。そこで、「なんかいるもんあったら、持って行き」ということになって、調べに行きました。

「金目のものは全部親戚が持って行きよったなあ、一足遅かったかあ」と浅ましい思考をグルグル巡らせるわけです。いやあね、貧乏人って。

応接間に打ち捨てられたいた椅子を1脚いただくことにしました。っていうか、どこに置くんや。できるだけシンプルに行きたいのに、このテイスト。ごちゃごちゃした装飾。ぜったい浮くでしょ。

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廊下にポツンと置いてみるとか。インパクト大です。悪目立ちともいいます。マダムシンコの店みたいになったらやだなあ。

 

あと、玄関にぶら下がっていた照明。これも持って帰ることにしました。

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henkutsu家も玄関は天井高くしていたので、ちょうどいい感じになってくれるのではないかと祈る思いです。

 

後に残るものはすべて処分されるようです。古物商とかに査定してもらったけど値段が付くものはなかったと父がショックを受けていたとか。妻によると、メルカリで売れそうなものもあるのでしばらく住み込みたいと言っていました。「私1人あの家に出稼ぎに行くから、henkutsuが子育てよろしく。」みたいな。それもいいかもね。

 

工夫次第で古い家具の再利用もカッコよくなるかもしれないから、頑張ってみます。ていうか、お金ないから新しいものは買えません。おじいちゃん、ありがとう。

それでは。