偏屈の家

偏屈夫婦が建築士さんと家を建てながら考えたことを記録します

食洗器 大事なのは洗浄か乾燥か

30年くらい前に「王様のレストラン」という三谷幸喜さんのドラマがあって結構気に入ってよく見てました。タイトル通りレストランが舞台なのですが、そこに皿洗いだけを担当する人が出てきます。「どうして、料理を作らないの?」とか尋ねられると「お皿がきれいになるのが好きだから」的なことを言います。「これ、わかる~」と思ったものです。henkutsuは調理は苦手ですが、皿洗いは苦手じゃないです。夜中家族が寝静まった後の皿洗いは、ちょっとした瞑想です。

 

で、食洗器について。

現在のマンションにも食洗器がありますが、これが想像以上のポンコツなんですわ。たくさん食器を入れているわけでもないのに、「え?本気出してコレ?」くらいの能力です。結局洗いなおす羽目になるのですが、いったん乾燥させたもの汚れはなかなか落ちません。「これやったら、自分で洗ったほうが早いがな」ということで、もっぱら乾燥機としての役割しか果たしていません。

 

しかし、乾燥機ベースで考えると、この2段構造が使いにくいわけです。下の段に大きい食器を入れてから、棚みたいなのを置いて上の段に小さい食器をのせていきます。

ですが、ですねえ。

キッチンのシンクにある使い終わった食器は、大きいお皿が一番下になっていて小さいものが上にあります。食洗器は下の段から入れないといけないので、シンクの一番下にあるモノから入れ始めないといけないので、とても手間です。

書いてること分かります?

イメージできます?できないですよね。文才がないもので。動画で説明したい。

とにかく使いにくいっちゅうことです。

と考えると、フロントオープンの食洗器が使いやすいな、となります。

多くのブログでも紹介されているのですが、henkutsuもフロントオープンがいいです。

1.リンナイさんのやつ

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国内メーカーのフロントオープン型は、これくらいしかないそうです。じゃあ、もうこれでいいじゃない。知り合いもこれを使っていて特に不便はないとのこと。

はい、これで決定、とならないのがhenkutsu家でございまして。

妻「でもー。知っている人が使っているんなら使いたくない。」

へ「なにそれー、意味が分からない」

妻「便利なんだへえって感じ。新鮮味がない。」

へ「なんだ新鮮味て?新聞記者か」

 

調べてみると国産はやはり汚れ落ちは今一つで乾燥がしっかりしているらしい。外国製は洗浄がしっかりしていて、乾燥はいまいちとのこと。そりゃ風土もありますよね。日本は湿度が高いので乾燥させないと不安ですけど、ヨーロッパは乾燥していますし、水道水をジャバジャバ使うのに抵抗あるでしょうし。

2.ミーレさんのやつ

外国製の代表と言えばミーレさんのやつでしょうか。henkutsuの気分が乗らなかったので、HPでちらっと見ただけです。ドアが自動で開いて乾燥させるというのが、どうしてもhenkutsu的には乗れなかったんです。夜中に使うと思うので、空いたドアの隙間から我らが天敵Gがカサコソ・・・とか想像すると、無理です。ガラスのハートなんです、すいません。(あくまでも個人の感想です。お店で説明を聞いたわけではないので、ちゃんと聞きましょう。当たり前か。)

3.ボッシュさんのやつ

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外国製にしてはお求めやすい価格です。国際的には評価の高いメーカーだそうです。見学したときの受け売りです。感想も他社製品よりいいらしいです。ゼオライトっていうのが入っていて、どうのこうの。

タイムライト機能(残り何分とかのお知らせがライトでキッチンの床に照らされます)、これずるいでしょ!食洗器に興味のない世の男子も、この機能に心持ってかれますよね。

奥さん!ここねらい目よ。旦那が説明に飽きてきたころを見計らって「ジャーン、床に映りまーす」とプレゼンすると、即買い間違いなしです。

4.コロナ禍の顛末

ということで、2月くらいにはボッシュさんでと決めていたのですが、あろうことかコロナ禍のなんやかんやで日本には届かないそうです。「9月には確実に・・」とか言ってなのが「遅くとも年末に・・」になり「年度内に届けばいいですね。」だって。

ボッシュさんの60cm幅を予約しています。あかんかったらリンナイさんの予定ですが、これが45cm幅なんだそうです。キッチンを納入するまでに物がないと、キッチンに15cmの隙間があいちゃう危険性があります。

どうなるんでしょうか。そろそろ決断の時です。

それでは。