偏屈の家

偏屈夫婦が建築士さんと家を建てながら考えたことを記録します

コロナ禍のプッシュプルハンドル

コロナを通して日本人の潔癖はさらに磨きがかかっております。henkutsuもその一人です。最近の新築物件では、玄関に手洗いスペースを作るのが流行っているそうですね。我が家はそんなところに増額する余裕はありません。

 

ところで最近気になっていることがあるのです。henkutsuの職場のトイレなんですが、1つ上のフロアはトイレの入り口ドアが開けっぱなしなんです。(もちろん個室のドアは閉めています。)なんでも、コロナ恐怖症の人がいて、トイレのドアを触りたくないとか、トイレのドアを締め切ることでウィルスが蔓延するとか大騒ぎして、そうなったようです。んー、どうなんですかね、これ。コロナを盾にしたハラスメントだよ。

 

とはいえ、そういうことを聞くと、トイレのドアって何だろうと気になってきます。トイレ掃除をしながら、トイレのドアノブも掃除するようになりました。これって、当たり前の掃除なのか、コロナ恐怖症にじわじわ侵されているのか・・・。で、ですね、トイレのドアノブを握るのって、どうなの、って思い始めたわけですよ。完全に侵されてますね、自覚あり。

そこで、トイレのドアノブは握らなくてよいタイプ、プッシュプルハンドルにすることを提案いたします。誰にや。

 

プッシュプルハンドルにする動機をもうひとつ。今のマンションでは、廊下にはドアがいくつもあって、ドアノブが統一感なくくっついています。廊下の壁のでこぼこした感じをすっきりさせたい・・・どうせなら、廊下からドアノブの出っ張りをなくしたいなと思うに至るわけです。

そこで、プッシュプルハンドルでも、ドアの面材からほぼフラットになっているシンプルなものを探すことにしました。が、意外にないんです。

1.KAWAJUNさんのプッシュプルハンドル

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名前を知っているメーカーではKAWAJUNさん。取っ手のところを指で押すとドアが開く構造です。手で握らなくてよいわけです。指1本でドアが開く。格段に衛生的。これなら、職場のあの人もトイレのドアを閉めることに同意してれるかな。ドアから出っ張る部分もないし、器具自体も大きくないのが妙な主張をしなくてgood.

2.UNIONさんのプッシュプルハンドル

写真は長方形ですが、正方形や丸などいくつか種類があるようです。無駄がどんどんそぎ落とされてシンプルです。こういうのも好きです。

3.WESTさんのプッシュプルハンドル

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よく知りませんけど大阪の会社だそうです。大阪というだけで応援したくなります。色もシルバーだけじゃなくて、黒があるというのが惹かれます。洗面所のタオル掛けなどを黒にするつもりなので、色がそろったほうがいいかな。

それと、指の押す場所に意外性があります。横じゃなくて下。開け方がわからずにトイレに閉じ込められるかもしれません。

 

建築士さんにこの話をすると思いのほか乗ってくれました。henkutsuさん、けっこう尖ってますねえ。玄関近くのシューズクロークのドアもこれだと目立たなくていいかもですよ。ついでにパントリーもこれでいいんじゃないですか、なんなら寝室も・・・。」注文の多い施主なので、建築士さん、やけくそになってませんよね(^^;) 

ドアノブでもレバーハンドルでもないプッシュプルハンドルの家、壁がすっきりしてきっと面白いはず。

そういえば、装飾満載の玄関ドアノブとのギャップが激しいなあ。どないする気や。

それでは。