偏屈の家

偏屈夫婦が建築士さんと家を建てながら考えたことを記録します

国産ペレットストーブを比較する

海外製のペレットストーブを見学したとき、店の主人は「旦那さんは欲しがるんですよ。でも、大概奥さんに反対されて終わります。まず、奥さんを説得することからはじめてください。」と言われました。うーむ、そういうものなんでしょうか。

私も妻に見学した件をメールで詳し目に報告。

「まだか、武蔵はまだか。」妻からの返信を待つこと数分・・・。

返信が着た様子。

反応はどうだ?ドキドキ。

「何それ~?私もみたい。火が見えるのって面白そう」

とっかかりは大成功。そういえば、henkutsu妻は焚火とか好きな人でした。奥様が火好きならペレットストーブに乗ってくれるかもですよ。

 

ということで、続いては国産のペレットストーブを扱うお店に行ってみることにしました。忘れもしません、次男の幼稚園の入園式の日でした。丁度仕事の休みを取っていたので、入園式を終えた足で車で2時間、山奥のお店にお伺いしました。ごめんよ、次男。入園式そっちのけで父と母はペレットストーブの検索をしていましたよ。言うの忘れてた「おめでとう、ご入園。」

 

で、お店についてお話を聞きました。このお店は国産も海外製品も扱っているとのことでした。国産を進める理由はいくつかあって、1つは地震対策です。地震を感じたら消化する装置がついているので、日本製がおすすめだそうです。

また、最近の新築の家なら国産がおすすめとのことです。理由は、空気を暖めるときに冷たい空気を吸い込んで、なんたらかんたら、よく覚えていません。え?そこブログ的には大事なところなのに、ごめんなさい。難しい理屈だったのでちゃんと聞いてなかったんですよね(・ω<)  最近の日本の住宅は気密性が高いので、海外製は向かないそうです。古い家や隙間風が入りそうな家は逆に海外製がおすすめなんですってよ。

それと、ペレットストーブは暖まるまでに時間がかかるので、タイマー付きを選んだほうが快適なんだそうです。

へえ。勉強になります。2時間ドライブした甲斐があります。

さて、いくつか気になるものを比較してみましょう。ペレットストーブは大手はあまり手を出していないので、あんまり聞いた事のない中小企業が多いのも、そそります。

1.山本製作所さんのOU

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 お店の一押し商品はこちらです。日本製にしては器具感のないおしゃれな外観です。山形の職人の手仕事で作る鋳物の造形がしっとりした感じです。

henkutsuのおすすめは温風の出口が足元についていることです。多くのペレットストーブは温風の出口は上のほうにあったりするので、場所によっては風が顔面に直撃する可能性があります。足元温風はPiazzetta社のものしかないと以前のお店では言われたので、国産で足元温風はポイント高いです。

山本製作所さんには、コンパクトサイズの「ほのか」という機種もあるようです。

2.豊実精工さんのペレスター

こちらは、クラシックなスタイルです。カラーバリエーションが豊富で、窓の細工もいろんなタイプがあるようです。暖炉の気分を味わえるのがおすすめです。緑とかネイビーとかは威圧感がなくて(henkutsuはアメリカ人的なオラオラ仕様が苦手なんです)クラシックだけど今っぽい感じがしていいですよ。職人の手作業による鋳物ホーロー仕上げとなっております。タカラスタンダードのお風呂以来、ホーローに取りつかれています。

3.西村精工さんのエコティ

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ストーブ上で調理ができるのがポイントです。ストーブの上でモチ焼いたりするの好きですよね、これぞ日本人。henkutsuの実家も今でも古いストーブでモチ焼いてます。ガスファンヒーターなんてもってのほか!!という昭和人にはたまらない逸品です。煮込み料理とかを作るのであって、モチは焼けないかもしれません。ご確認ください。

 

他にもいくつか教えてもらいましたが、部屋の広さなどによっても選ぶ種類が変わってくるし、ペレットの補充方法なども様々なので、意外に奥が深かったです。

いまのところ、henkutsuも妻もOUに傾いています。珍しく2人の意見があいました。

それでは。