偏屈の家

偏屈夫婦が建築士さんと家を建てながら考えたことを記録します

吹き抜けを暖める

ブログを開始して2か月になりました。こんな雑然とした内容ですが、お付き合いくださり、ありがとうございます。近況ですが、11月くらいから着工になるのではないかということです。今年度中には新居に引っ越せるようにしたいものです。現時点では、更地になった土地に雑草がぐんぐん成長するくらいです。たまに土地の前を通りかかっては「ああ、また伸びとるなあ、しゃあないなあ」と放置する様はまさにネグレクト。

 

今夜は急に寒くなってきましたね。ということで、むりやり暖房の話に持っていきます。

henkutsu家は、ダイニングとリビングの部分を吹き抜けにすることになりました。吹き抜けのあるお家、どうなんでしょう?開放感はあるものの、やはり冷暖房は気になるところです。冷暖房が必要なのは真夏と真冬だけでしょう、と思っていたのですが・・・。今年なんか10月になってもエアコンを使っていた日もありましたので、今後どうなるんでしょうか。

henkutsuの友人の吹き抜けのある家の住人は、暑さよりも寒さがしんどい、とのことです。エアコンだけでは、しっかり暖まってくれない可能性を心配しています。吹き抜けの防寒対策は何があるのでしょうか。

1.床暖房

まず、思いついたのが床暖房です。エアコンの暖かさは上に昇っていくので、下から暖める床暖房という考えです。足元が暖かく、温風が直撃することもなく、ほんのり暖かいのが利点でしょうか。電気代が高そうというイメージはありますが、実際はどうなんでしょうか。

先ほどの友人宅には床暖房にしているそうですが、床に座って膝の上に毛布を掛けると暖かいそうです。なんなら、床にべちゃーっと全身をくっつけたいようです。

こんな感じ?

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ねこ休み展2016より

 

ダイニングはテーブルなので、暖かいのは足の裏だけなのでしょうか。ちゃぶ台なら床暖房いいかもです。ということで、ちょっと家には違うかなということになりました。

2.薪ストーブ

吹き抜けには、これ。かっこいいですよね。昔、バンガローに泊まった時に火を囲んでおしゃべりしたり、おしゃれやん。でも、初期投資からメンテナンスまで高額です。そもそも、どこに薪を置くんや。住宅街やで。

3.ペレットストーブ

どこかの住宅展示場で設置してあって、ちょっと記憶に残っていたのです。メーカーで建てなくても、いろんな設備を知ることができるので、やっぱり展示場めぐりはしたほうがいいです。

マイナーな暖房器具ですが、木質ペレットを燃料とするストーブのことです。ペレットというのは木くずを固めたもので、再生可能な燃料です。henkutsuは全くエコロジストではないのですが、環境にやさしい暖房だそうです。薪ストーブのような大きな煙突は必要とせず、排気筒があればよいので、設置もメンテナンスも難しくはないそうです。以上、業者の受け売りです。

ペレットが燃えている火が見えるのも、ポイント高いです。

これは現物を見に行かないかんでしょ、ということでお店に話を聞きに行きました。henkutsuは明治時代の人間みたいに西洋かぶれですので、輸入品のペレットストーブを置いているお店に行ってみました。

お店の一押しメーカーは、イタリアPiazzetta社のペレットストーブです。

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外側の素材はイタリアのマジョリカ焼きという陶器でできているところも、いい感じです。カラフルな色使いで、形もシュッとしていて、器具というよりはインテリアです。見学した印象としては、意外にでかい。お店の人は「保育園や老人ホームには納入してまーす。」と言ってたから、暖まるのかもね。リモコンで点火や温度調整もできます。お値段もなかなかなもんです。

続いてのご紹介は、カナダのEnviro社製。

The M55 Cast Iron Pellet Freestanding Stove

薪ストーブをあこがれる人は、こういうクラシックなデザインを好むそうです。窓が大きいので火の見え方もダイナミックです。アメリカではこういうスタイルが好まれるそうです。ちなみにEnviro社の製品もヨーロッパ向けには、シュッとしたデザインのようです。

henkustuの好みは、アメリカよりヨーロッパでした。

 

妻には内緒の見学でした。「そんなものいらない」とか言われたら心が折れますでしょ。妻が子どもたちと実家に帰っているときに見に行きました。メールに写真を添えて「こんなのあるんだけど、どう?」と送っておきました。直接面と向かってフラれるのがつらいのでLINEで告白する現代っ子みたいなことをしてみました。

それでは。