偏屈の家

偏屈夫婦が建築士さんと家を建てながら考えたことを記録します

土地の顛末

このブログはただいま1年前くらいのことを書き綴っておりますが、現実この今日ではようやく地盤調査が行われることになりました。

建築士さんから今日突然ラインで「地盤調査の見積もりです。〇日に行います。私は立ち合いません。henkutsuさんも行く必要ないです。」というのが来ました。

え、いきなり。

実はお恥ずかしながら、この建築士さんとのやり取りのために、henkutsuはラインを始めたのでした。文明からずいぶん取り残されているのです。

ラインって突然でしょ、前置きがないので、いつも戸惑います。まえぶれもなく「見積もりです!」って驚かないんですか、皆さん?ってだれや。「ボーナス出ました?」「夏休みの旅行で散在しませんでした?あ、今年はコロナでどこも行ってないから余裕あります?」とかじわじわ金があるんかないんか探ってほしいじゃないのよ、ねえ。

なんだって、え、そうですよ。昭和思考ですよ。

で、来週に調査をするそうです。調査結果をビクビクしながら待つんでしょうね。

 

それはそうと、土地の話がまだ途中でした。

第2の建築士さんには「この土地でいいんじゃない?」って言ってもらったんで買うことにしました。

え、いきなりって思いました?

いろいろ探したけど、今の段階この土地以上のものはないな、って納得できました。

東京なんかに比べたら1桁、いやいや2桁金額が違います。henkutsuの趣味は大概お金がかかりませんし、これくらいなら貯金があったので、それを使うことにしました。ローンは家のみにしようという考えです。

不動産屋「そうですか、ありがとうございます。実は、少し前に買いたいという方がいらっしゃったんだけどローンの関係でうまくいかなくてキャンセルになったんです。だから、持ち主の方も喜ばれるとおもいます。」

へ「あ、そうですか。こちらこそ。持ち主が喜んでる勢いでいくらかお値引きとかあるんでしょうか。」

不動産屋「お聞きしておきます。」

ということで、最初の価格より100万円値引きしていただきました♪(о ̄∇ ̄)/

 

やっぱりねえ、「安して!」って言わんとあかん!

言うのはタダです。

ディスカウントの肝は北風と太陽のお話です。北風の戦闘モードで行くと撃沈ですし、自分もしんどいです。ただのクレーマーみたいになってくるし。太陽の融和作戦ですね。不動産屋さんと仲良くなったらちょっと考えてくれると思います。ケーズデンキもしかりです。だから、henkutsuは断然ケーズデンキです。言ったよ。言っといたよ。

 

で、土地の持ち主はいま70代で東京に住まれてて、こちらに来る用事はないとのこと。このコロナ禍でしょ。高齢者を飛行機に乗せて、ここで契約しろって、言えませんやん。

ちゃんと両者が会って契約するものらしいんだけど、不動産屋さんも「このご時世ですからねえ、zoomとか」とか言ってたけど、それはそれでzoomて、できるんかな。

去年の9月から「コロナ大丈夫」「コロナやばい」で「来る」「来ない」が続いておりました。

それが12月になって「やっぱり行きます。」と。henkutsuとしてはイヤイヤこんな時期に。

へ「手付はお支払いしていますから気持ちが変わることはありませんので、もうちょっと気候のいい時期で構いませんよ。特に急いでないですから。」

不「先方さんは待たせるのは悪いから、年内に必ずとおっしゃっております。」

70代ですよ、冬ですよ。去年はまだワクチンとかなかったんですよ。もう、怖いからやめて、律儀はいいけど、生き急ぐんじゃないよ。

で、12月のド年末に契約となりました。

ところがどっこい。まさかまさかの展開!!!

お金を準備して、不動産屋さんに向かう途中、携帯電話が鳴りました。

不「henkutsuさん、申し訳ありません。契約ができなくなりました!」

(*○*)!!

 

なんと、その方が持ってこられた印鑑が実印じゃなかった!!!

えー?ほんまなん?そんなことある?

不動産屋さんの会議室に入ると

うなだれる老人。

あたふたする営業マン。

下を向いて、すごいしょんぼりしておられました。場の雰囲気を和まそうと話題を振ってみましたが、全てスルーでした。

「あーもう、有給取って休んだのに」とか口が裂けても言えませんでした。

それでは。