偏屈の家

偏屈夫婦が建築士さんと家を建てながら考えたことを記録します

なぐりのこと。

今日は建築士さんのお知り合いの不動産屋さんがマンションの査定にやってきます。この日のために、戦場と化した部屋の片づけと掃除です。片付けながら、新しい家は「もっと収納を増やすぞ」とか「汚れにくい色や材質を選ばんといかん」とかいくつかのテーマが持ち上がってきます。この考察はまた後日にします。

 

さて、予定の時刻が迫ってきます。正直まだ売るのか貸すのかも決めていません。おおよその相場がわかればいいかな、とかドキドキしながら考えています。

 

予定の時刻になりました。まだ来ません。

コチコチコチコチ←時計の音です。

10分経過しました。まだ来ません。不穏な気配。

とりあえず建築士さんに電話。

へ「henkutsuと申します。建築士さんですが、今日9時に不動産屋さんとお越しになるとのことでしたが」

受付「あいにく、××はただいま電話に出れないようです。申し訳ございません。」

へ「あ、あー、そうですか。じゃあ、そのようにご伝言お願いいたします。」

受付「かしこまりました。そのようにお伝えいたします。」

 

30分経過。電話もなし。

1時間経過。(-ω-;)ウーン

妻「忘れてるんだろうね。もういいんじゃない?別に急ぎでもないし。」

まあ、そうなんだろうね。一応再度電話。

へ「今日はいらっしゃらないということでよろしいでしょうか。」

建「え?私、行くなんて言ってません。そんな予定していません!」

へ「あ、えー、そうでしたっけ・・・・・。」

建「そんなに不動産屋さんに相談したいのでしたら、こちらの事務所に次回来てもらうように段取りいたします!」

だから、今日がその予定だったのでは、と言いたくなるのをぐっと我慢。我ながら大人の対応。

へ「はい、では〇日にお願いいたします。」

建「わかりました。」ガチャ。

 

なんだよ、この態度。ひとこと「すいませんでした。」とか言えんか。こんなことでイライラするhenkutsuは器が小さいのかね。器がおちょこの反対側くらいの小ささなのかね。そうなのかね。違うのかね。

まあいい。

時間が空いちゃったので、住宅展示場に行ってみることにしました。今日は久しぶりの平日のお休みだったのです。子どももコロナで休みになっていたのが明けて幼稚園に言っておりますので、夫婦二人で久しぶりのお出かけにもなるので、気持ちを切り替えます。

 

この県に引っ越してきて初めての住宅展示場です。ちなみに妻の趣味のひとつに住宅展示場めぐりがあります。家を買うつもりもないのに迷惑な客です。

金曜日の人気のない住宅展示場はねらい目です。どのハウスメーカーも営業マンがいないんです。(でもこの現象は、この展示場だけでした。なぜなんだろう。)事務員さんだけなので、グイグイ来られることもないので、ゆっくり間取りや設備を見学できます。本当に迷惑な客ですね、自覚あり。

二人とも気に入ったのは、地元のメーカーの純和風の家。旅館みたい。絶対自分では建てないだろうテイストなので、逆に面白かったです。

キッチンはアイランドキッチンで、ちょっとした小料理屋みたいでしたよ。

へ「アイランドキッチンは油汚れとか掃除とか大変そうで、ふみこめないですね」

事務員「ですよねー。私も家を建てるとしたらこんなキッチンもってのほかですよ、アハハ。主人がこれがいいって言ったら、誰が掃除するのゴルアー、あんたがやって、ってぜったい言ってやるアハハ」

金曜日11時の営業マンもお客さんもいない住宅展示場はカオスな発言があるということがわかりました。

帰宅後。妻いわく「客間の和室に入る前のボコボコした床板、あれがやりたい。」

ナニ?全然覚えてない。その場で言ってね。おねがい。

あいかわらず、細かいところを見ています。

ネットで調べるとこんなやつ

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引用:坂のホテル京都さんより。泊まったことはありません。和室の前にある床がこういう模様になっているということを言いたいだけです。

 

名栗(なぐり)加工っていうんですって。木材の床の表面に手作業で削って模様をつける加工のことなんです。知らんけど。

(ちなみに彼女の見たものはこの写真の模様とは異なるそうです。亀甲とか梨地とかスプーン彫りとかがあって、彼女の気に入ったのはスプーン彫りだそうです。知らんけど。)

玄関の床はだめで、和室の前の空間だけこうしたいとの希望です。

っていうか、うち和室作るんかな?

それでは。